décadence Part.2
前回に引き続き、デカダンス(décadence)をテーマにオススメのアーティストを
紹介していきたいと思います。
では早速
ザ・キルズ ”THE KILLS”
イギリス人のジェイミー・ヒンス”ホテル”(Jamie Hince "Hotel") と
アメリカ人のアリソン・モシャート "ヴィヴィ"(Alison Mosshart "VV")のデュオバンド。
2011年のサマソニ出演が決まり初のサマソニ参加したのを今でも覚えています。
ライブではドラムマシンを使い、主にホテルがギターを弾き、ヴィヴィが歌うスタイルで
曲によっては、ヴィヴィもギターを弾いたり、ホテルも歌ったりライブ中、終始気だるい
雰囲気を醸し出し、ステージの脇に唾を吐き飛ばしたりと、正にデカダンスな空気感で
オーディエンスも大盛り上がり!!(この年、東京出演が初日で、ドラムマシンが
不調の為、東京では出演出来ずだったよう…)
基本的に楽曲の翻訳の歌詞は本人たちの意向に基づき、記載されていないものが多いです
が、結構ディープな曲が多いです笑
ホテルと言えば、ケイト・モスと交際していた時、婚約のニュースが何度も流れ
それが事の発端で有名になった時期もあるそうです。
そして、2011年7月にはイギリスにて挙式をあげたそう。
それでは、オススメのアルバムです。
Now wowも好きですが、THE KILLSを初めて聞いたアルバムMidnight Boomを
オススメします
現在、4枚出ているアルバムの中で一番デカダンスのフレーズが似合う気がします。
当時、このアルバムを引っさげて、ヒステリックグラマー×THE KILLSでJapanツアーを
してましたね。(これがキッカケでKILLSを知りました)
お次は、テレヴィジョン ”Television”
私にとってTelevisionはPunkよりも誰の耳にも入りやすく、全員の個性が上手く混ざり合ったNew Wave色の強いバンド。ってイメージです。
今まで紹介してきたバンドとはまた違ったスタイルなデカダンスかなと
何よりギターのトム・ヴァーレイン ”Tom Verlaine”のソロ長尺のかっこよさ‼︎
長尺でなくともかっこいいですが特にMarquee Moonはかっこいいです!!!!
ってことで、1stアルバムでもある”Marquee Moon”がオススメアルバムであり、
中でも、Marquee Moonが一番のオススメですね
このジャケット写真は巨匠ロバート・メープルソールが撮影したそう!
色褪せないアルバム。で、尚且つ色褪せない写真。。
最近、UndercoverでもTelevisionをコレクションテーマに採用してましたね
このプリントのTシャツが有れば欲しかったけどな…もしかして有ったんかな?笑
続いて、
ジョニー・サンダース”Johnny Thunders”
元々、ニューヨークドールズ”New York Dolls"のギターとして活躍し、この時から中性的な
ファッションで注目を集めていたそう。
ニューヨークドールズもジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズもかっこいい
ですが、ソロの方が、音楽としては好きです。
元々、ニューヨークドールズを知るキッカケになったのはVintge古着を買い漁ってた時の
バンTをキッカケに知りました。
少し話は逸れますが、服と音楽っていつも隣り合わせな存在。というのか、切っても切りきれない密接な関係に有るように思います。
今回、詳しく調べていると、音楽業界にはジョニー・サンダース信奉者も多く存在するほどにデビュー当時から影響を与え続けてる人なんだなーとびっくりしました!
それでは、オススメアルバムです。
ジョニーが、ソロ一発目に出したアルバム”So Alone”
彼に関していえば、注目されつつある”ジェンダーレス”なスタイルにもつながりますね
Pistolsの”Paul Cook”が参加してたりと面白い1stアルバムであり、ニューヨーク・ドールズ
時代の後半、マネージャーを務めていたマルコム・マクラーレンの手も加わってるトコロが面白いアルバムです。
ジョニーがニューヨーク・ドールズ脱退後、マルコムが、"Sex Pistols"を結成しようと
していたタイミングらしく加入をさせたかったようです。
もし、ジョニーがPistolsに加入していたらまた違う音楽性になってたんですかね?
それはそれで聞いてみたい気もしますが…。
今回、”デカダンス”というテーマで色々なバンドをご紹介してきました。
今のところ、洋楽のみで紹介してきましたので、最後に日本人アーティストで私が思う
”デカダンス”なアーティストをご紹介して締めくくりたいと思います。
浅川マキ
日本のブルースアーティストで、アンダーグラウンドという言葉よりも陰陽の
陰という例えが一番似合うアーティストかと思います。
曲へのこだわりはもちろん、ポスター等の販促品や レコードショップでの販売陳列などにも
こだわり、美意識の高い方だったそうです。
個人的に煙草がもっとも似合う女性ではないかと。
歌詞はズシンとくるものが多く、毎日聞くにはしんどいけど、一度耳にすると、
癖になり不意に聴きたくなる。そして、聞くことにより落ち着く。
このアルバムにも収録されていますが、”夜が明けたら”は初めての人でも聴きやすいかと
しっとり落ち着きたい時に一人、もしくはパートナーと聞くのがオススメ。
最後のご紹介は、
長岡亮介 (浮雲)
東京事変で2代目ギタリストとして活躍し、自身のバンド”ペトロールズ”やソロ活動
もしたりと幅広く活躍。
椎名林檎さんのソロ活動にもボーカルとして参加したりしているので見ると、あっ!
ってなる人も多いかと。
自身のバンドでも作詞、作曲を手掛けており、独特な歌い方や奥深い歌詞が印象的です。
東京事変への楽曲提供しているものに関しては毒っ気があったり、デカダンスな歌詞
だったりと様々なスタイルが魅力的です。
彼自身の特徴といえば、音楽でいうと、ギター演奏のクオリティの高さでしょうか。
それを堪能できるのが、ソロマキシングルかな?の”LOUNGE LOVER”です。
元々、ライブ会場かタワレコ渋谷店限定発売でしたが、あまりにも多くの問い合わせが
あったようで、全国販売もはじめているようです。
演奏はギターのみでボーカルが入るのも、1曲目の後半と、2曲目のみ
ゆったりした時間を過ごさせてくれます。
ペトロールズのCDも基本的にライブ会場限定発売と、最近では珍しいスタイルでそこも
魅力の一つかなと思います。
余談ですが、彼は、ギター、メガネ、自転車、Vintageのアメ車が好きなようで、彼の
ブログを覗いてみると結構面白い情報が多いです。
長くなってしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。
”デカダンス”と言うテーマで、自分の思う”デカダンス”なバンド、アーティストをご紹介
してきました。
日本人は特に陰のあるものが好きというか、本来、落ち着く所があると思います。
”陰があるから光(陽)がある。”
あなたの思う”デカダンス”なアーティストは誰ですか?
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